ここ数年で一気に広まった学習用端末、時津小学校でも学校生活のあらゆる場面で活用しています。
今回は、4年生での活用事例について紹介します。日々の学習の様子をご覧ください。
国語科「伝統工芸品のよさを伝えるリーフレットづくり」
学習のゴールに向かって、下書きを推敲する時間。
学習用端末を用いて、お互いの原稿を読み合い、コメントをしました。
自分のものが人に読まれると思うと、「がんばって書こう!」という気持ちが湧いてきます。
自分のコメントが相手の作品をより良くすると思うと「真剣に読もう!」という気持ちが湧いてきます。
相手意識の高まりを感じます。
写真は、構成メモを作る場面でその場でグループを作り、構成メモの完成度を高める対話をしている場面です。
社会科「郷土をひらく」
「郷土をひらく」という言葉について考えるときに、
教師がところで「郷土ってなんだろう?どこのことを言うの?」と問うと、
子どもは「改めて考えるとどう言う意味だろう?」「なんとなくはわかるんだけど・・・」と考え始めます。
教師が「調べる?」と聞くと、子どもたちは新しいタブを開き、すぐさま調べ始めました。
わからないことをそのままにせず、すぐに調べようとする態度が育っています。
子どもたちは、それぞれノートやジャムボード(デジタルホワイトボード)を
自分で選択してキーワードや内容についてまとめます。
写真は、それぞれがまとめたものをみんなで共有するためのスライドです。
算数科「がい数とその計算」
1時間の振り返りをスプレッドシートと呼ばれるアプリを用いて、行っています。
お互いがお互いの振り返りを見て、参考にすることができます。
参考にしあうと、良さがたくさん見えてきます。
「算数の言葉をしっかりと使っているな。」「キーワードの色を変えてわかりやすくしているのか。」など
そうやって高め合っている姿が素敵だなと思います。
写真は、振り返りの一部です。
体育科「高跳び運動」
「美しいフォーム」で跳ぶということをゴールに設定し、それぞれが課題に向かって、計画をたて、
学習を進めました。
あるグループは、「まず、端末を用い、お手本の動画を見始めました。」
また、あるグループは「初めに、自分たちの跳んでいる姿を動画で撮影し、課題を探し始めました。」
そして、見つけた『コツ』はみんなでスライドにまとめていき、共有しました。
主体的に学んでいる姿に感心しました。
体育館のあらゆる場所で自分たちの課題に合わせて主体的に取り組んでいる様子が分かります。
このように学習用端末を使うことで、これまでできなかった学習が実現できるようになってきました。
日々、子どもたちとよりよい活用方法はないか模索中です!
今後も子どもたちと一緒に学びを進めていきたいと思っております。
今回紹介した内容のほかにもたくさんの場面で活用しています。
詳しくは各ご家庭でお子様と話をされてみてください。
また、授業参観や懇談会など子どもたちの端末を見る機会がありましたら、子どもたち一人一人がどのような活用をしているのか、見られてください。よろしくお願いします。