学校からのお知らせ

「たい」があふれる学校に    〜 令和5年度 着任式 始業式 〜

 着任式を行いました。新しい先生との出会いに胸が高鳴る様子が、子どもたちの姿から伝わってきました。
 
 
「この先生はどんな先生かな?」それぞれの先生のあいさつを聞きながら、子どもたちの中にできあがった新しい先生のイメージはどんなものだったでしょうか。ぜひ、子どもたちとの話題の一つにしてほしいと思います。
 


 
 6年生の代表4人が、歓迎の言葉を伝えました。時津小学校はとてもよい学校であること、153年の歴史があること、わからないことがあったら自分たちを頼ってほしいこと、一緒に楽しく充実した1年間にしたいことなどを伝えました。6年生の、最高学年としての堂々とした姿に、新しく来られた先生方は、時津小学校の素敵なイメージが膨らんでいました。
 
 
 着任式のあとに始業式を行いました。新しい校長先生の話を一生懸命に聞く子どもたちの表情がとても素敵でした。
 児童代表として、6年生の2名が、決意表明とも言えるような立派な発表をしました。聞いている子どもたちの心にも、同じような決意があったのではないでしょうか。
 最後に、生活指導主任からの話がありました。たくさんの子どもたちが、とても素敵な反応を見せました。声、言葉、表情、姿勢…。豊かな反応に、「時津小学校をいい学校にしたい!」という気持ちが見えました。
 
 学びの基本である「聞く力」の高まりが見える、素晴らしい新年度のスタートとなりました。
 
 それぞれの話の内容を掲載します。素敵な着任式、始業式の余韻を、家庭でもお楽しみください!

 

<校長先生の話>


 校長先生は、時津小学校に「たい」を増やしたいと思います。いっぱい食べたいからかな?みなさんはどんな「たい」を思い浮かべていますか?
 
  ( 子どもたちの声 「鯛!」 「体育!」 「めでたい!」 「大切!」 )
 
 校長先生が増やしたい「たい」は、「〜したい」の「たい」です。「みたい」とか「たのしみたい」とか「やりたい」の「たい」です。
「たい」の言葉をつかうときは、みんなの心はやる気にあふれていますね。
 世の中には、たくさんの「たい」があります。そして「たい」の気持ちで取り組んでいるときは楽しいのです。
 でも、世の中には、似た言葉で、一気にやる気が無くなる言葉があります。それは、「さい」です。「勉強しなさい」「片付けなさい」「早くしなさい」などたくさんあります。言われた途端に、一気にやる気が無くなったことがあるのではないでしょうか。誰でも「さい」は嫌なのです。言われる方も、言う方も嫌なのです。
 校長先生は、時津小学校に「たい」を増やしたいと思っています。どんどんやる気を出して、ぐんぐん前に進んでいく。そんな毎日だったら楽しいでしょう。先生たちもみんな、「たい」のあふれる学校をつくりたいと思っています。みなさんも一緒に頑張りましょう。

 

<児童代表の話①> 「6年生の決意」


 いよいよ、時津小学校の最高学年である6年生になりました。下級生のお手本となっていかなければならないので、わくわく、ドキドキしています。少しずつ努力していき、かっこいいリーダーになれるように頑張りたいと思います。
 6年生で頑張りたいことが3つあります。
 1つ目は、委員会やクラブ活動での役割にしっかりと取り組むことです。ゆっくり大きな声で話ができるようになりたいです。また、相手が納得できるようなわかりやすい内容にしたいと思います。
 2つ目はあいさつです。今までの6年生にあいさつで元気をもらってきました。次はぼくたちがお手本となる番なので、時津小学校のみんなにあいさつ名人になってほしいと思っています。学校の中からあいさつの輪が広がり、地域の方々へのあいさつが元気いっぱいできる人が増えてほしいと思います。
 3つ目は学習です。苦手な教科や単元をしっかり好きになりたいです。そのために自主学習に力を入れていきたいです。学習の計画をしっかり立てて、苦手をなくしていきたいです。そして新しく学習する内容を自分の力として身に付けていきたいです。
 これらの3つのことに取り組み、学校のために力を尽くしていきたいです。仲間と協力して、これから予定されている時小発表会や運動会を成功させていきます。

 

<児童代表の話②> 「何事にも全力で頑張る」


「目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。」
 これはバスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンの言葉です。私は、これまで、時津小学校の目標であるさわやかなあいさつや、美しい靴ならべに全力で取り組んでいませんでした。しかし、この言葉を知ったときに、一生懸命に取り組まないと目標を達成することはできないのだと気付きました。
 私が6年生で頑張りたいことは3つあります。
 1つ目は委員会活動です。理由は、5年生では6年生に教えてもらったり手伝ってもらったりしていたけれど、次は自分が6年生になるので、5年生のお手本となるような委員会活動をしたいと思ったからです。
 2つ目は1年生のお世話です。私が1年生のときに、分からないことを優しく教えてくれた6年生のように、自分もなりたいと思いました。
 3つ目はあいさつと靴ならべです。これは、これらの3つの中で特に頑張りたいことです。5年生のときにもあいさつを目標にしていました。しかし、先生や友だちにはよいあいさつができましたが、地域の方には十分にできていませんでした。だから、今年は頑張りたいと思います。
 6年生ではこれらをがんばります。みなさんも、目標を立てて、それを達成できるよう頑張りましょう。
 
 
<生活指導の先生の話>


 「ルールを守りなさい。」「名札を付けなさい。」「あいさつをしなさい。」こんなふうに、生活の話って怒られるイメージがありませんか。
 でも、そうではないのです。先ほどの校長先生の話のように「たい」を大切にして、自分たちで「ルールを守りたい。」にするのです。
 ルールを守るとどんないいことがあるのでしょう。
 
 ( 子どもたちの声 「危なくなくて安心!」 「周りの人たちも使いやすい。」 「友だちがケガをしない。」 「楽しいことがたくさん増える!」 )
 
 みんなはどうですか?楽しい学校がいいですか?楽しくない学校がいいですか?
 自分たちで楽しい学校をつくるためには、「ルールを守りたい」と、自分も周りの人も思っていけるようになる必要がありますね。
 「あいさつをしたい。」「名札をきちんと付けたい。」「交通安全のルールを守りたい。」そんな「たい」があふれる学校生活をつくっていきましょう。