学校からのお知らせ

凡事徹底 ~ 10月10日,11日 修学旅行 ~

 凡事徹底。当たり前のことを当たり前にできるかどうかは、実は難しく、そして非常に大切です。

 修学旅行で6年生が試された力はそこにありました。学校生活の中で培った力は、当たり前という高いレベルまで高められ、自然とにじみ出るほどになったかどうか。
 

 修学旅行のテーマは「相手意識」でした。相手を大切にすることが、当たり前に、自然な姿で見えたかどうか。

 

 トロッコを待つ姿に見えた、友だちを大切にする姿。

 

 乗馬体験の説明を受ける姿に見えた、初めて出会う人を大切にする姿。

 

 あそもんツーリズムで様々な体験活動に臨む姿に見えた、働く人への尊敬と感謝の気持ち。

 

 「たい」、五つのしおり、はさみ歩きといった学校生活の中での凡事が、熊本の大自然の中でも光って見えました。


 

戦争では 心は 奪えない ~ 8月9日 平和学習 ~

平和集会
 
「力で生命を奪うことが出来たとしても、力で心を奪うことは決して出来ない。」
 これは、さだまさしさんの「キーウから遠く離れて」という歌の歌詞の一部です。
 平和集会で校長先生が教えてくれたこの歌詞とその意味は、戦争の愚かさを改めて教えてくれるとともに、平和を守ることの難しさも教えてくれました。
 
 歴史の学習をしている6年生は知っています。なぜ争いが起こるのかを。
 
 米づくりが始まり、集団が大きくなると、その集団を守ろうとする正義が生まれました。その正義は、他の集団の米、土地、水、働き手を奪うことを余儀なくしました。
 
 命を奪い、ものを奪い、土地を奪う。しかし、決して心まで奪うことは出来ません。
 
 この奪えない心こそが、争いを起こさせない大切なものであり、平和を創り出すことができる唯一のものなのかもしれません。
 
 平和学習を通して、6年生の中に育った心があります。
 
「相手の正義も自分の正義も、どちらも正義。正義が本当に正しいのか、自分で疑うことも必要です。」
発表1
 
「やり返してしまう気持ちがふと沸いてきます。その気持ちに勝てるのは自分だけです。やり返さない強さが大切です。」
発表2
 
「言葉は心を表します。自分の言葉遣いを振り返ることから平和が始まります。」
発表3
 
「自分が欲しいものは相手も欲しい。少しでも譲り合えたら争いは起こりません。」

発表4
 
平和を創り出す心は、日々の生活の中で育てていくのだということを、6年生は伝えてくれました。

夏休みスタート!

 7月19日(金)に1学期の終業式が行われました。

 式の初めに、夏休みを迎える子どもたちに向け、校長より話がありました。「無人販売所の料金箱」を例に、「相手の立場になって考えることの大切さ」について考えました。体育館のフロアに座った子どもたちは、「自分だったら…」と真剣な表情で考えることができました。

 次に全校の代表として、3年生の2名の児童が発表をしました。2人とも立派な態度で、とてもすばらしい発表をすることができました。発表を聞いていた子どもたちも、自分自身の1学期の姿を振り返るとともに、充実した夏休みを過ごそうとする気持ちを高めることができました。

 式終了後には、生活指導主任より、夏休みの生活についての話がありました。まずは自分自身の命を守ることを第一に考え、安全で楽しい夏休みを楽しんでほしいと思います。

 長い休みだからこそできる経験を積み、さらに大きく成長した子どもたちと会えることを楽しみにしています!

 

みんなで応援し合いきずなを深める運動会

「立夏」を迎え、夏のスタート切った5月初旬、運動会の練習が本格的に始まりました。
昨年度の児童会の振り返りで決まった今年の児童会のテーマは「みんなで」でした。
みんなで支え合い、応援し合い、お互いの頑張りを認め合うことで、きずなが深まる運動会を目指しました。
 
まさに雲一つ無い青空の下、白い旗、赤い旗が美しく舞いました。
赤組と白組の力強い歌声に、各組のきずなの深さを感じました。
赤組
白組応援
 
今年初めて小学校の運動会に挑戦する1年生の堂々としたあいさつを、自分のことのように緊張しながら見ていた6年生。心がつながっているからこその姿でした。
1年生あいさつ
 
様々な競技に、それぞれの学年の本気が見えました。勝利を願って応援する姿も熱かったですが、表現活動を見つめる目、送る拍手にも心がこもっていて、きずなの深さを感じました。
低表現

中表現

高表現1
高表現2
 
運動会の成功を目標に、委員会の連携を図りながら取り組んだ時小プロジェクト。高学年を中心に、様々な活動を行いました。
図書委員会

生活委員会

掲示板
 
運動会で深めたきずなを、これからの学校生活、児童会活動につなげていきます。
草木が茂り、あたりに満ち始める「小満」を目前に行われた運動会。子どもたちの姿にもその姿が見えるようでした。

新年度の「たい」のあふれる時津小学校が始動しました!

正しく動く 美しくつながる 強く創り出す
  

 新年度が始まり、学校のリーダーである6年生が創る新しい時津小学校が動き始めました。
 
<正しく動く>
 困難に出会ってもあきらめず、責任をもって考え、進んで行動します。

委員会活動決めの話合い
 委員会活動を決める話合いでは、自分の思いと友だちの思いをどのように生かしていくのかという難しい課題に直面しました。

 譲り合うこと、友だちのよさを認めること、自分のやる気を伝えること。大切なことがいくつもある中で、何を優先するか判断することは、とても勇気のいることでした。

 最後まで真剣に話し合い、委員会活動の分担が決まりました。じゃんけんやくじ、他薦などをせず、自分たちの考えで決まった委員会です。仕事への責任感も自ずと高まりました。
 
<美しくつながる>
 相手の立場や考えを尊重し、自分の考えも分かりやすく伝え、仲間との協力を大切にします。


 時津小プロジェクトの第一弾として、運動会を成功させる取組を始めました。

 運動会のスローガンを体現するために、各委員会の横のつながりを強めました。それぞれの委員会の担う役割や特性を理解したことは、お互いの仕事を尊重し合うことにもつながりました。

 
 6年生が考えたスローガンの掲示を5年生に託すなど、縦のつながりも意識して取り組んでいます。

 5年生が書き上げたスローガンを見て、その美しさに感動する6年生の姿がありました。
 
<強く創り出す>
 見付けた課題を解決すべく、これまでの学びを生かし、粘り強く取り組みます。


 1年生へのプレゼントづくりでは、「1年生が喜ぶプレゼント」「5年後(1年生が6年生になった時)の参考になるようなプレゼント」「学校で用意できる材料を使い、決められた時間の中で完成させることができるプレゼント」という三つの課題を解決する必要がありました。1年生との交流の中で相手の好きな物を探ったり、自分たちの5年前の気持ちを振り返ったり、必要な材料の種類と量を考えたりしながら、一生懸命にプレゼントを創りました。

 プレゼントをもらった1年生の素敵な笑顔は、6年生の自信をさらに高めてくれるものとなりました。